4389022: YIL169C、YOL155C、MUC1遺伝子を利用した醸造用酵母の判別法

概要

YIL169C,YOL155C,MUC1遺伝子に基づいたプライマーを利用して、醸造用酵母のDNAを鋳型としてPCR反応を行い、増幅DNA断片の違いから、醸造用酵母を 判別する方法。

請求項1

醸造用酵母のゲノムDNAをYIL169C、YOL155C、MUC1遺伝子の少なくともひとつの遺伝子の一部又は全部を増幅させるプライマーを用いて、PCR法にて増幅させ、それら増幅させた遺伝子断片を直接アガロースゲル電気泳動し又は制限酵素処理した後にアガロースゲル電気泳動して、その電気泳動パターンの違いによって酵母を判別すること、を特徴とする醸造用酵母の判別方法。

請求項2

該遺伝子が、酵母の増殖に必須ではないこと及び/又はコードされているタンパク分子内に繰り返し配列を有するものであること、を特徴とする請求項1に記載の方法。

請求項3

醸造用酵母がブドウ酒酵母、焼酎酵母、泡盛酵母、清酒酵母の少なくともひとつの酵母であって、判別が同一用途間及び/又は異なった用途間での判別であること、を特徴とする請求項1又は2に記載の方法。

請求項4

配列番号1~15の塩基配列でそれぞれ示される、醸造用酵母判別用プライマーA~OのDNAの少なくともひとつ。

請求項5

請求項4に記載のプライマーDNAあるいは該プライマーを用いたPCR産物を含んでなること、を特徴とする醸造用酵母判別キット。