連携大学院

酒類総合研究所と大学院が協定を締結した上で、酒類総合研究所の職員が大学院の客員教員(併任)に就任し、連携大学院の学生を研修目的で受け入れ、酒類総合研究所内で直接指導します。

令和5年7月10日現在、広島大学大学院統合生命科学研究科と連携し、5名の客員教員が研究指導しています。

広島大学連携大学院教員

氏名 酒総研 所属・役職 広島大学大学院統合生命科学研究科 所属・役職
岩下 和裕 成分解析研究部門・部門長 生物工学プログラム・細胞代謝遺伝学研究グループ 客員教授
磯谷 敦子 品質・評価研究部門 部門長 生物工学プログラム・細胞代謝遺伝学研究グループ 客員教授
赤尾 健 醸造微生物研究部門・部門長 生物工学プログラム・細胞代謝生化学研究グループ 客員教授
奥田 将生 醸造技術研究部門・副部門長 食品生命科学プログラム・醸造資源開発学 客員教授
正木 和夫 醸造微生物研究部門 副部門長 食品生命科学プログラム・醸造資源開発学 客員准教授

連絡先

TEL
082-420-0800(代表)(音声ガイダンス「01」)
E-Mail
info@nrib.go.jp

連携大学院案内(広島大学大学院統合生命科学研究科)

生物工学プログラム・細胞代謝遺伝学研究グループ 客員教授 岩下和裕

広島大学大学院統合生命科学研究科との連携により、成分解析研究部門部門長(岩下)が生物工学プログラム・細胞代謝遺伝学研究グループの教授を併任しています。大学院生は成分解析研究部門で研究を行っています。社会人に混じっての研究生活や清酒製造試験への参加は、大学とはまた違った刺激があり興味深いものがあるかと思います。

研究のテーマは、麹菌や酵母、乳酸菌などお酒に関わる微生物、特に麹菌のゲノムサイエンスをベースに、世界最大級のタンパク質生産能など様々な麹菌の有用な特徴と、麹菌遺伝子との関係についてゲノミクス、プロテオミクス等の手法を用いて研究します。また、当研究所に保存されている様々な麹菌のゲノム上の違いと、その菌株の産業上の特徴や機能の関係についても研究を行います。

醸造微生物の麹菌や酵母に興味がある学生の方は広島大学の大学院を目指して一緒に研究をしてみませんか。気軽にご相談下さい。

生物工学プログラム・細胞代謝遺伝学研究グループ 客員教授 磯谷敦子

広島大学大学院統合生命科学研究科との連携により、生物工学プログラムの大学院生(博士課程前期(修士)・後期)を受け入れています。大学院生は、広島大学で講義等を受け、酒類総合研究所の品質・評価研究部門にて修士論文、博士論文の作成に向けた研究を行います。大学院生は広島大学大学院の所属ですが、酒類総合研究所では研究生として、研究員の指導のもと研究を進めて行きます。当研究室では、清酒や焼酎の品質に関する研究を行っています。研究テーマや研究環境などについてご興味のある方は、下記にご連絡ください。入学等の情報につきましては、統合生命科学研究科のホームページをご覧ください。

生物工学プログラム・細胞代謝生化学研究グループ 客員教授 赤尾健

広島大学大学院統合生命科学研究科と酒類総合研究所は連携して教育・研究を行っています。赤尾は現在「生物工学プログラム・細胞代謝生化学研究グループ」の客員教授として、学生を受け入れています。

酵母は、アルコールや様々な香味成分を作る酒類醸造には欠かせない微生物です。また、最も単純な真核生物であるために、モデル生物としても詳しい研究が行われています。我々の研究室では、清酒酵母をはじめとする様々な醸造用酵母のゲノム情報を収集・整備し、そこを出発点として遺伝学、細胞生物学、分子生物学の様々な手法を用いて醸造用酵母の各種の実用特性を遺伝子レベル、分子レベルで探求し、優れた醸造用酵母の育種に役立てるための基盤的な研究を行っています。

醸造用酵母の分子生物学を研究してみたい方はチャレンジしてみませんか。入学手続き・入試等については統合生命科学研究科のホームページをご覧下さい。

食品生命科学プログラム・醸造資源開発学 客員教授 奥田将生

広島大学大学院統合生命科学研究科との連携により、食品生命科学プログラム・醸造資源開発学の客員教授として、大学院生(博士課程前期(修士)・後期)を受け入れています。大学院生は、広島大学で講義等を受け、酒類総合研究所で研究を行います。

私たちはより高品質な清酒等の酒類の生産に役立つことを目標に、酒造原料米などの研究に取り組んでいます。いっしょに酒類原料・醸造の研究をしませんか?

食品生命科学プログラム・醸造資源開発学 客員准教授 正木和夫

広島大学大学院統合生命科学研究科との連携により、食品生命科学プログラムの大学院生(博士課程前期(修士)・後期)を受け入れています。大学院生は、広島大学で講義等を受け、酒類総合研究所の醸造微生物研究部門にて修士論文、博士論文の作成に向けた研究を行います。醸造微生物や醸造に関わる酵素などの研究を行なっています。連携大学院に興味のある方は、入試の前にご相談ください。

入試情報の詳細につきましては、統合生命科学研究科のホームページをご覧ください。