5245060: 改善された発現特性を示す改変型ペルオキシダーゼ酵素遺伝子、及びそれを使用したペルオキシダーゼの生産方法
請求項1
以下の(A)または(B)の塩基配列からなることを特徴とするDNA:
- (A) 配列番号10で示される塩基配列;
- (B) 配列番号10で示される塩基配列に対して90%以上相同な塩基配列であって、ペルオキシダーゼ酵素活性を持つタンパク質をコードする塩基配列。
請求項2
以下の(C)~(G)からなる群より選択されるいずれかのアミノ酸配列をコードするDNAに続いて、請求項1に記載のDNAを結合させて得られることを特徴とする融合DNA:
- (C) 配列番号11で示されるアミノ酸配列;
- (D) 配列番号12で示されるアミノ酸配列;
- (E) 配列番号13で示されるアミノ酸配列;
- (F) 配列番号14で示されるアミノ酸配列;
- (G) 配列番号15で示されるアミノ酸配列。
請求項3
請求項1または2に記載のDNAを発現ベクターに挿入して得られることを特徴とする組換え発現ベクター。
請求項4
請求項3に記載の組換え発現ベクターを微生物に導入して得られることを特徴とする形質転換体。
請求項5
組換え発現ベクターを導入した微生物が、担子菌門に分類される微生物であることを特徴とする請求項4に記載の形質転換体。
請求項6
組換え発現ベクターを導入した微生物が、クリプトコッカス(Cryptococcus)属に分類される微生物であることを特徴とする請求項5に記載の形質転換体。
請求項7
組換え発現ベクターを導入した微生物が、クリプトコッカスsp.S-2(Cryptococcus sp.S-2)(受託番号FERM BP-10961)であることを特徴とする請求項6に記載の形質転換体。
請求項8
請求項4~7のいずれか一項に記載の形質転換体を培養し、得られた培養物からペルオキシダーゼ酵素活性を持つタンパク質を採取する工程を含むことを特徴とするペルオキシダーゼの生産方法。
請求項9
請求項1または2のDNAが発現して得られるペルオキシダーゼ酵素タンパク質であって、糖鎖を含んで52kDa~65kDaの分子量を有することを特徴とするタンパク質。