5277482: フラビンアデニンジヌクレオチド結合型グルコースデヒドロゲナーゼの生産方法

請求項1

糖鎖結合量が少なくかつ均一であるフラビンアデニンジヌクレオチド結合型グルコースデヒドロゲナーゼの生産方法であって、クリプトコッカス (Cryptococcus)属の微生物中で、以下の(A)または(B)の塩基配列で表わされるフラビンアデニンジヌクレオチド結合型グルコースデヒドロ ゲナーゼ遺伝子の5′側に以下の(C)~(H)からなる群より選択されるいずれかのアミノ酸配列をコードする塩基配列が結合された融合DNAを発現させる 工程を含むことを特徴とする方法:

  1. (A) 配列番号8で示される塩基配列;
  2. (B) 配列番号8で示される塩基配列に対して90%以上相同な塩基配列であって、フラビンアデニンジヌクレオチド結合型グルコースデヒドロゲナーゼ酵素活性を持つタンパク質をコードする塩基配列;
  3. (C) 配列番号9で示されるアミノ酸配列;
  4. (D) 配列番号10で示されるアミノ酸配列;
  5. (E) 配列番号11で示されるアミノ酸配列;
  6. (F) 配列番号12で示されるアミノ酸配列;
  7. (G) 配列番号13で示されるアミノ酸配列;
  8. (H) 配列番号14で示されるアミノ酸配列。

請求項2

微生物が、クリプトコッカスsp.S-2(Cryptococcus sp.S-2)(受託番号FERM BP-10961)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。

請求項3

請求項1または2に記載の方法によって生産されるフラビンアデニンジヌクレオチド結合型グルコースデヒドロゲナーゼ酵素タンパク質であって、糖鎖を含んだ状態で75~90kDaの分子量を有することを特徴とするタンパク質。

請求項4

グルコースを基質とする酵素として、請求項3に記載のフラビンアデニンジヌクレオチド結合型グルコースデヒドロゲナーゼ酵素タンパク質を使用することを特徴とする血糖自己測定用バイオセンサ。