5769142: ピヒア属酵母において異種タンパク質を高分泌させる方法

概要

アスペルギルス・オリーゼ(Aspergillus oryzae)由来タカ(Taka)アミラーゼシグナル配列(TAAシグナル配列)の下流に目的とする異種タンパク質遺伝子を配した組換え分泌プラスミドをピヒア・パストリス(Pichia pastoris)に導入し、得られた形質転換体を培養することにより、目的タンパク質を培地中に高分泌させることができる。

請求項1

アスペルギルス・オリーゼ(Aspergillus oryzae)由来タカ(Taka)アミラーゼシグナル配列(TAAシグナル配列)に対応する塩基配列の直下に異種タンパク質に対応する塩基配列を配した組換え分泌プラスミドを使用すること、を特徴とするピヒア・パストリス(Pichia pastoris)において異種タンパク質を高分泌させる方法。

請求項2

アスペルギルス・オリーゼ(Aspergillus oryzae)由来タカ(Taka)アミラーゼシグナル配列(TAAシグナル配列)に対応する塩基配列の直下に異種タンパク質に対応する塩基配列を配してなる組換え分泌プラスミドによってピヒア・パストリス(Pichia pastoris)を形質転換してなる形質転換体。

請求項3

請求項2に記載の形質転換体を培養し、培養液から異種タンパク質を回収すること、を特徴とする異種タンパク質を製造する方法。

請求項4

該異種タンパク質がクリプトコッカス属菌由来のリパーゼ、ボトリティス属菌由来のクチナーゼ、フザリウム属菌由来のクチナーゼ、タカアミラーゼの少なくともひとつであること、を特徴とする請求項3に記載の方法。