7036398: 液体中の含硫黄化合物の除去方法

概要

液体中の含硫黄化合物の除去方法

請求項1

後周期遷移金属の微粒子を飲料と接触させることを含む、飲料中のポリスルフィドの除去方法であって、前記後周期遷移金属は、金、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、及びイリジウムからなる群より選択される少なくとも1種である、方法。

請求項2

前記微粒子が担体上に担持された形態にある、請求項1記載の方法。

請求項3

前記担体は、ケイ素材料、炭素材料、金属酸化物、粘土、合成又は天然ポリマー、炭酸塩、多孔性配位高分子及び窒化ホウ素からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項2記載の方法。

請求項4

前記担体は、活性炭、ベントナイト、活性白土、珪藻土、シリカ、シリカ-アルミナ、アルミノケイ酸塩、キトサン、モンモリロナイト、フィチン酸、寒天、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、カラギナン、微小繊維状セルロース、小麦粉、グルテン、卵白、柿タンニン、タンニン、ポリビニルピロリドン、木材チップ、コラーゲン、パパイン、プロテアーゼ、ペクチナーゼ、ヘミセルラーゼ、エンドウたんぱく、β-グルカナーゼ、及びカゼイン又はカゼインナトリウムからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項2記載の方法。

請求項5

前記微粒子は、平均粒径が50nm以下である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。

請求項6

前記ポリスルフィドがジメチルトリスルフィド又はジメチルジスルフィドである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。

請求項7

前記飲料がアルコール飲料である、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。

請求項8

請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法により、飲料中のポリスルフィドを除去することを含む、飲料の硫化物様のオフフレーバーを低減する方法。

請求項9

請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法により、飲料中のポリスルフィドを除去することを含む、硫化物様のオフフレーバーが低減された飲料の製造方法。

請求項10

前記飲料がアルコール飲料である請求項9記載の方法。

請求項11

担体上に担持された後周期遷移金属の微粒子を清酒と接触させることを含む、清酒中のポリスルフィドの除去方法であって、前記後周期遷移金属は、金、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、及びイリジウムからなる群より選択される少なくとも1種であり、前記微粒子の平均粒径が10nm以下である、方法。

請求項12

前記担体は、ケイ素材料、炭素材料、金属酸化物、粘土、合成又は天然ポリマー、炭酸塩、多孔性配位高分子及び窒化ホウ素からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項11記載の方法。

請求項13

前記担体は、活性炭、ベントナイト、活性白土、珪藻土、シリカ、シリカ-アルミナ、アルミノケイ酸塩、キトサン、モンモリロナイト、フィチン酸、寒天、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、カラギナン、微小繊維状セルロース、小麦粉、グルテン、卵白、柿タンニン、タンニン、ポリビニルピロリドン、木材チップ、コラーゲン、パパイン、プロテアーゼ、ペクチナーゼ、ヘミセルラーゼ、エンドウたんぱく、β-グルカナーゼ、及びカゼイン又はカゼインナトリウムからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項11記載の方法。

請求項14

前記ポリスルフィドがジメチルトリスルフィド又はジメチルジスルフィドである、請求項11ないし13のいずれか1項に記載の方法。

請求項15

請求項11ないし14のいずれか1項に記載の方法により、清酒中のポリスルフィドを除去することを含む、清酒の老香を低減する方法。

請求項16

請求項11ないし14のいずれか1項に記載の方法により、清酒中のポリスルフィドを除去することを含む、老香が低減された清酒の製造方法。

請求項17

後周期遷移金属の微粒子を含む、飲料中のポリスルフィドの吸着剤であって、前記後周期遷移金属は、金、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、及びイリジウムからなる群より選択される少なくとも1種である、吸着剤。

請求項18

前記微粒子が担体上に担持された形態にある、請求項17記載の吸着剤。

請求項19

前記ポリスルフィドがジメチルトリスルフィド又はジメチルジスルフィドである、請求項17又は18記載の吸着剤。

請求項20

前記飲料がアルコール飲料である、請求項17ないし19のいずれか1項に記載の吸着剤。

請求項21

担体上に担持された後周期遷移金属の微粒子を含む、清酒中のポリスルフィドの吸着剤であって、前記後周期遷移金属は、金、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、オスミウム、及びイリジウムからなる群より選択される少なくとも1種であり、前記微粒子の平均粒径が10nm以下である、吸着剤。

請求項22

前記ポリスルフィドがジメチルトリスルフィド又はジメチルジスルフィドである、請求項21記載の吸着剤。

請求項23

有機溶媒又は液体燃料中のポリスルフィドの除去方法であって、金の微粒子を有機溶媒又は液体燃料と接触させることを含み、前記金の微粒子は、シリカ担体上に担持された金担持シリカの形態にあり、該金担持シリカは、金の錯体を利用した含浸法で、担体に錯体を含浸させた後、乾燥させずにすぐに焼成処理に付すことにより調製されたものである、方法。

請求項24

シリカ担体上に担持された形態の金微粒子を含む、有機溶媒又は液体燃料中のポリスルフィドの吸着剤の製造方法であって、金とアミノ酸又はアミノ酸類似化合物との錯体の水溶液及びシリカ担体を撹拌混和して担体に錯体を含浸させた後、乾燥させずにすぐに焼成することを含む、方法。