海外における日本酒教育のインストラクター養成に協力(平成26年1月)

近年、海外でも日本酒に大きな関心が寄せられるようになり、輸出数量も年々増加しています。また、海外で大規模な日本酒のコンクールも開催され、注目を集めています。こうした流れを受けて、国際的なワイン等の教育機関であるWine and Spirit Education Trust(WSET、本部:ロンドン)では、新たに日本酒コースを開設することとなりました。今回、WSETでは日本酒コースのインストラクターを養成するためのプログラムを日本で実施し、酒類総合研究所は、国税庁と連携してこれに協力しました。

平成26年1月15日、16日の2日間にわたり、プログラムの受講者とWSET関係者総勢16名が酒類総合研究所の広島事務所(広島県東広島市)を来訪し、講義等を受講しました。内容は、製造工程、原材料、清酒の安全性の確保に関する取組、官能評価(きき酒)による日本酒の味わい方など多岐にわたりました。受講者はいずれも大変意欲的で、講義ではレベルの高い質問が数多く発せられました。今後、WSETを通じて日本酒の素晴らしさを広く発信していただけることを期待しています。

日本酒を世界の人々に知って楽しんでいただくため、酒類総合研究所では、引き続き、このような取組みを進めてまいります。


受講の様子 1
受講の様子 2
受講の様子 3