海外における日本酒教育のインストラクター養成に協力(平成31年1月31日、2月1日)

近年、海外でも日本酒に大きな関心が寄せられるようになり、輸出数量も年々増加しています。また、海外で大規模な日本酒のコンクールも開催され、国際的なワイン等の教育機関であるWine and Spirit Education Trust(WSET、本部:ロンドン)においても、日本酒コースが開設されるなど、注目を集めています。独立行政法人酒類総合研究所(広島県東広島市)は、発信力のある者に対する知識の啓発として国税庁が主催した日本酒に関する国外の専門家を養成するためのプログラムに協力しました。

平成31年1月31日、2月1日の2日間にわたり、プログラムの受講者と国外の酒類教育機関の関係者総勢21名が酒類総合研究所に来訪し、講義等を受講しました。内容は、製造工程、原材料、清酒製造技術開発に関する取組、官能評価(きき酒)による日本酒の味わい方など多岐にわたりました。受講者はいずれも大変意欲的で、あらかじめ多くの質問を用意して講義に参加され、何かを掴んで帰ろうとする意気込みのような熱意を感じました。特に官能評価実習には熱心に取り組んでいました。今後、国外の酒類専門家を通じて日本酒の素晴らしさを広く発信していただけることを期待しています。

日本酒を世界の人々に知っていただくことはもとより、一層楽しんでいただくため、酒類総合研究所では、引き続き、このような取組みを進めてまいります。


受講の様子 1
受講の様子 2